協会長挨拶

 

 

  

 会長就任のご挨拶

 一般社団法人古河労働基準協会
         太 田 慶 樹


 このたび、2022年3月24日に開催されました理事会において、前会長斉藤一惠氏の後任として、会長に就任いたしました。

 会員の皆様には平素より当協会の事業の運営につきまして格別のご理解、ご協力を賜り厚くお礼申し上げます。

 さて、2019年に発生した新型コロナウイルス感染症は全世界に蔓延し、古河市、境町、五霞町においても多くの感染者を出しました。事業場におかれましては感染防止対策に大変苦慮されたことと拝察いたします。

 大型連休後半より新規感染者数が減少傾向に転じ、今年度は定時総会、全国安全週間準備打合せ会を開催することができました。多少なりとも明るい兆しがみえてきたものと安堵しております。

 しかし、新型コロナへの懸念が弱まる一方で、ロシアのウクライナ侵攻の長期化またアメリカの対中国政策の強化等、先行きが不透明な世界情勢は日本経済に多大な影響を及ぼしており、雇用環境の悪化が危惧されるところです。

 ところで、本年は第13次労働災害防止計画の最終年となります。死亡災害の撲滅過労死等の防止など8つの重要事項の推進が求められております。

そのような中、2021年古河労働基準監督署管内の労働災害発生状況は、休業4日以上が238名(前年比38名増)、死亡災害2名(前年比1名増)となりました。

 当協会としましては、安全週間のスローガンである「安全は 急がず 焦らず 怠らず」を合言葉に、「ゼロ災害」の実現に向けた取組みを推進してまいります。

さらに、労務管理講座、各種講習会、安全衛生行事などを行うことにより、引き続き関係行政機関及び団体と連携し、今後も会員皆様のご要望、ご意見に副えるよう努めてまいりますので、なお一層のご指導、ご協力をお願い申し上げます。

 結びに、厳しい状況が続いておりますが、会員皆様のご繁栄とご多幸を心から祈念申し上げまして、会長就任の挨拶とさせていただきます。

2022年5月